@article{oai:nitech.repo.nii.ac.jp:00001359, author = {詫間, 直樹}, journal = {技術倫理研究 = Journal of engineering ethics}, month = {Dec}, note = {近年、技術システムのマネジメントに、技術の利用者(または当事者)が参加するケースが増えてきている。また、彼らのもつローカル知を活かそうとする試みも行われている。しかしながら、参加とローカル知の必要性を説く従来の議論は、既存の社会理論や文化理論において主題を技術に替えてみただけのものが多い。これに対して、本論文では、技術という主題の特有性を十分に反映させ、技術がそれ自身の都合によって参加とローカル知を要求する可能性について考察した。また、技術の内容を先に与えてそれに適合する社会関係を後から検討する。あるいは、両者の同時的な組合せを検討するという「思考方法」をとった。そして、このような思考方法に従って、「環境共生住宅群」という具体的な技術システムを例にとり、参加とローカル知の必要性を吟味した。そこで得られた帰結を一般化することにより、一般の技術システムにおいて参加とローカル知が必要となる条件を、いくつか導いた。技術マネジメントにおいて、利用者のローカル知が必要となるのは、技術システムの主要な価値が利用者の暗黙知によって定義される場合である。また、利用者の参加が要請される条件としては、「当該技術システムが不確実性の高い物質的部分系を含み、その部分系がすべての利用者と直接濃密な相互作用をもつこと」、「不確実性を制御する方法の中に、科学的・技術的な手段だけでなく、人間の行動が組み込まれていること」などが挙げられる。, application/pdf}, pages = {73--89}, title = {参加とローカル知は必要不可欠であるか? -環境共生住宅地における風環境管理からの帰結-}, volume = {7}, year = {2010}, yomi = {タクマ, ナオキ} }