@article{oai:nitech.repo.nii.ac.jp:00003552, author = {内田, 賢宏 and 安井, 孝志 and Yasui, Takashi and 内藤, 哲義 and 山田, 硯道}, issue = {9}, journal = {分析化学 = Japan analyst}, month = {}, note = {低有害性溶媒の開発が待たれる現状を考慮して,オクタン/1-ノナノール混合溶媒を用いて,2-(2-ピリジルアゾ)-1-ナフトール-4-スルホン酸イオン(α-PAN-4Sイオン: HL-及びL2-)とその金属錯イオン{ML22-: M=Fe(II),Ni(II),Cu(II) 及びZn(II)}と2-(2-ピリジルアゾ)-1-ナフトール-6-スルホン酸イオン(α-PAN-6Sイオン: HL-及びL2-)のテトラブチルアンモニウムイオン(Q+)によるイオン対抽出を25℃ で行った.それぞれの抽出平衡の解析を行い,対応する抽出系のイオン対分配定数とイオン対生成定数を求めた.水相におけるスルホン酸基上のテトラブチルアンモニウムイオンとのイオン対生成定数は,混合溶媒の1-ノナノール濃度に依存するが,ナフトール上のイオン対生成定数は濃度に依存しないことが分かった.いずれのイオン対に関しても,イオン対分配定数(log KD)と混合溶媒の1-ノナノール濃度には直線関係が成立し,1-ノナノール濃度とともに分配定数も増加することが分かった.(Q+)2?ML22-のイオン対に関しては,プロットの傾きは,Q2・FeL2 < Q2・NiL2 < Q2・CuL2 ? Q2・ZnL2の順に増加し1-ノナノールへのイオン対の親和性がこの順に大きくなることを示唆する結果を得た.また,イオン対分配定数の差はいずれのイオン対,(Q+)2・ML22-に対しても1-ノナノール濃度が増加するとともに大きくなることが観察された.これに対して,1-ノナノール濃度が減少するに連れてその差は小さくなり,オクタン純溶媒系では非常に小さくなることが予想される結果を得た., application/pdf}, pages = {731--739}, title = {1-ノナノール/オクタン混合溶媒を用いる2-(2-ピリジルアゾ)-1-ナフトール-4-スルホン酸イオンとその2価金属陰イオン錯体のテトラブチルアンモニウムイオンによる抽出機構}, volume = {52}, year = {2003}, yomi = {ヤスイ, タカシ} }