@article{oai:nitech.repo.nii.ac.jp:00004825, author = {藤原, 修 and 城向, 剛博 and 王, 建青}, issue = {5}, journal = {電子情報通信学会論文誌. B, 通信}, month = {May}, note = {携帯電話を対象とした局所吸収指針が1992年に米国,1996,1997年に欧州,我が 国においてそれぞれ制定されたが,公衆に対する指針値は前者では1 g当り 1.6 W/kg以下,後者は10 g当り2 W/kg以下とされ,局所SARの評価法が国際 間で異なっている.このような背景から本論文では,筆者らの製作になる頭部 リアルモデルを用いて成人から幼児までのサイズの異なる5種類のモデルを新た に構成し,現用の携帯電話による頭部内のSARと上昇温度をFDTD法で解析した. その結果,頭部内のピークSARは,米国制定の評価法(1 g平均)では900 MHz でも1.5 GHzでも指針値(1.6 W/kg)を超えるのに対し,欧州,我が国制定の評価法(10 g平均)では900 MHzで指針値(2 W/kg)程度であり,1.5 GHzではそれを下回ること,しかしピーク上昇温度はアンテナ側の頭部表面で0.2℃以下であることなどがわかった.一方,頭部深部にある視床下部での上昇温度は頭部サイズが小さいほど増加するが,その値は成人サイズモデルで0.003℃以下,最小の幼児サイズモデルでも0.05℃以下であり,体温調節行動を誘発するしきい値(0.3℃)を大きく下回ることから,現用の携帯電話による局所ピークSARが米国指針値を超えても熱ストレスの影響はないものと判断できる., application/pdf}, pages = {720--725}, title = {携帯電話に対する頭部のドシメトリ解析と安全性評価}, volume = {J83-B}, year = {2000}, yomi = {フジワラ, オサム and オウ, ケンセイ} }